肝斑対策
●肝斑とは
30代以降の女性の顔面にみられ、左右対称の淡褐色からやや濃い褐色で見られます。主に、両頬の下眼瞼の外側に見られます。額や上唇、顎にも見られることがあり①頬骨型②眼周囲型③口周囲型④頬部外側型の4型に分類されます。原因ははっきりとしていませんが、紫外線、生理不順、ピル内服などの女性ホルモンの影響、ストレスなどが関係していると言われています。
肝斑患者の42%が妊娠を契機に発症したという報告もあります。女性ホルモンのバランスにより、メラニン生成が亢進するのではと考えられています。
肝斑はほかのしみと混在している場合が多く、見分けるのが難しいので、ただのしみと思い込んでしまうことも有ります。
肝斑の治療には、トラネキサム酸やビタミンCなどの内服や外用、イオン導入などを長期にわたって継続する必要があります。