足白癬(水虫)
●足白癬(水虫)
真菌という微生物の中で、ケラチンという蛋白を栄養源として生息している皮膚糸状菌という種類があります。これらの菌は白癬菌といわれ足に感染したものを足白癬(水虫)、足の付け根や股に生じたものを股部白癬(インキンタムシ)、頭部のものを頭部白癬(シラクモ)、それ以外の体に生じたものを体部白癬(タムシ)と呼んでいます。爪が白く濁ってくる爪白癬(爪水虫)もあります。
原因はみんな同じ白癬菌によるものです。
●原因
家族からうつったり、足拭きマットからうつったりします。
●症状
足白癬の場合、足趾間のじゅくじゅくしたり白くふやけた状態になる趾間びらん型、足の裏などに水ぶくれのできる小水疱型、踵のがさがさの角質増殖型に分けられます。体にできると丸く赤くなる環状紅斑が認められます。
●検査
皮膚の一部の角質をとって直接顕微鏡で観察します。
●治療
基本的に抗真菌剤の外用療法となります。爪白癬の場合は抗真菌剤の内服が必要となります。
●生活指導
完治するまで根気よく治療を続けましょう。家族内に水虫の方がいたら、一緒に治療しましょう。